【プレーオフ 1st Round】2nd Roundへ進出を決めたのは名古屋オーシャンズとペスカドーラ町田

2月24日(金)、墨田区総合体育館(東京都)にて、SuperSports XEBIO Fリーグ2016/2017 プレーオフ 1st Roundの2試合が行われました。第1試合は2度のリードを許しながらもドローに持ち込んだ名古屋オーシャンズが、第2試合は5点のリードを奪ったペスカドーラ町田が、それぞれ2nd Roundに駒を進めています。


第1試合
名古屋オーシャンズ 2-2(前半1-1) 府中アスレティックFC

FG1_8927

 

第1試合では、リーグ戦2位の名古屋と5位の府中が対戦しました。今シーズン3回の対戦ではそれぞれ1勝、引き分けが1回とまったくの互角。リーグ戦上位の名古屋は同点でも2nd Roundに進出できるアドバンテージを持ち、対する府中は勝利しなければ敗退が決まるため、序盤から府中が積極的に先制点を狙います。

ピッチ中央で奪い合いながらも、どちらもフィニッシュまでいけない展開が続きますが、6分に府中がFKを獲得。完山徹一選手のFKを逆サイドで受けた渡邉知晃選手が豪快なゴールを決め、府中が先制に成功します。1点を追う名古屋は星龍太選手のCKからシンビーニャ選手がダイレクトでシュートを放ちますが、これはポストを叩き、酒井ラファエル良男選手のキックインにファーのセルジーニョ選手が合わせますが、これも決めきることができません。しかし、15分、府中のクリアミスを拾った安藤良平選手がシュートを決め、1−1の同点に。その後も双方チャンスは作るものの、集中力を切らさず守備にも当たり、追加点を奪うことができません。

同点のまま迎えた後半、立ち上がりに名古屋の酒井選手がカウンターからシュートは放ちますが、枠を捕らえることができません。次の1点を狙う府中は26分、小山剛史選手が奪ったボールを岡山洋介選手、皆本晃選手と連携してゴール。勝ち越しに成功します。再度1点を追う展開となった名古屋は、果敢に府中ゴールに迫ります。33分、左サイドの八木聖人選手の折り返しに星龍太選手が合わせ、ミドルシュートを放ちます。府中GK田中俊則選手も反応を見せていましたが止め切ることができずに2—2の同点に。同点では敗退が決まる府中はパワープレーを仕掛けますがゴールを割ることができずタイムアップ。名古屋が2nd Roundへ駒を進めました。

名古屋の星選手は自身の得点について「時間帯も悪くなく、リズムを作ることを意識していました。監督からは“シュートを打っていけ”と言われいたのでそれが実りました。チームで取った1点だと思います」とコメントを残しました。

また、府中の皆本選手は同点での敗退について「僕らは素晴らしい試合をしに来たのではなく、勝つことだけを考えてきました。フットサル人生が続く限り、立ち上がるべきだし立ち上がりたいと思います」とコメントを残しました。


第2試合
ペスカドーラ町田 7-2(前半4-1) フウガドールすみだ

FG1_1597

リーグ戦3位の町田と4位のすみだが対戦しました。直近の対戦では4—0と町田の圧勝。その町田が開始わずか48秒、森岡薫選手のゴールで先制します。2nd Round進出には勝利が絶対条件のすみだも積極的に攻撃を仕掛けますが、町田の中井健介選手、森谷優太選手らの体を張った守備の前にゴールを割ることができません。

FKを獲得した町田は、篠崎隆樹選手が直接ゴールを狙いますが、すみだのGK清家大葵選手がセーブ。対するすみだは田村佳翔選手が立て続けにシュートを放ちますが、町田の滝田学選手に阻まれます。10分にはすみだがセットプレーから渡井博之選手の豪快なゴールで同点に追いつきますが、11分、滝田学選手のCKに森谷優太選手が合わせてゴール。勝ち越しに成功すると、前半のうちにさらに2点を追加。4—1と3点のリードで前半を折り返します。

後半、点差を縮められないすみだは15分近くを残して稲葉洸太郎選手をGKにパワープレーを開始。町田のバックパスでFKを獲得しますが決めきれず、逆に町田がピレス イゴール選手のパワープレー返しで追加点。34分にはボラ選手のヘディングシュートで1点を挙げますが、38分、39分と立て続けに町田がゴールを挙げ、すみだを突き離します。善戦虚しく、5点のリードを奪われたすみだはここで敗戦。

敗れたすみだの須賀雄大監督は「レギュラーシーズンの力関係そのままに相手が上だったと潔く認めなければいけない内容でした」と試合を振り返りました。

町田の岡山孝介監督は「選手たちはよく頑張ってくれましたが、ここで浮かれることなく名古屋戦に向けて進めていきたいと思います」とコメントを残しました。