名古屋9発快勝!湘南、町田がプレーオフ出場を決める【DUARIG Fリーグ2017/2018 第29節】

DUARIG Fリーグ2017/2018は、12月8日(金)~10日(日)の3日間にわたり、第29節の6試合を行いました。今節の結果により、湘南、町田がプレーオフ出場を決めています。
 

DUARIG Fリーグ2017/2018 第29節

12月8日(金) 19:00キックオフ(大阪市中央体育館)
シュライカー大阪 1-2 湘南ベルマーレ

試合を動かしたのは、クラブ史上初のプレーオフ出場決定を懸けて臨む湘南。4分、本田真琉虎洲選手がシュートを突き刺し、先制に成功します。その後も追加点を狙う湘南は、高溝黎磨選手がシュートを放ちますが、これはゴールポストに嫌われゴールならず。1点を追う大阪も、佐藤亮選手が角度のないところからシュートを放ち、小曽戸允哉選手が強烈なシュートでゴールを狙うなど湘南ゴールに迫りますが、GKフィウーザ選手が好セーブを見せゴールを割ることができません。17分にはフリーキックを得た湘南がロドリゴ選手のゴールで追加点。リードを広げられた大阪は、前半終了間際、キックインの流れからヴィニシウス選手が押し込んで1-2とすると、そのまま前半を折り返します。迎えた後半、拮抗した展開が続くと、4分弱を残し大阪はパワープレーを開始。しかし湘南の守りを崩すことができず、そのまま試合が終了。この結果により、湘南のプレーオフ出場が決定しました。

12月9日(土) 16:00キックオフ(グリーンアリーナ神戸)
デウソン神戸 3-3 府中アスレティックFC

12月の6クラブ共同開催で今季初の連敗を喫した府中が、3試合ぶりの勝利を懸けて臨んだ一戦。先制したのはその府中。5分、渡邉知晃選手が中央から強烈なシュートを突き刺し、先制に成功します。しかし、1点を追う神戸は8分、右サイドから松宮充義選手がゴールし試合を振り出しに戻します。15分には上福元俊哉選手のアシストから、マルキーニョ選手が得点し、府中が再度リードを奪い前半を終えると、迎えた後半、1点を追う神戸は前節2得点を挙げたキャプテン・稲田瑞穂選手の得点で2-2に追いつきます。29分には府中・完山徹一選手にゴールを決められ、またも追う展開となった神戸は、4分弱を残し得意のパワープレーで追い上げを狙います。府中GKクロモト選手の好セーブの前に得点を奪うことができず、このまま試合が終わるかと思われた残り33秒、稲田選手のゴールで神戸がこの試合3度目の同点に追いつくと、直後に府中がパワープレーを開始。しかし、得点は生まれず3-3で試合終了。ホーム神戸が2戦連続で終盤に追いつく粘りを見せました。

12月10日(日) 13:00キックオフ(大分県立総合体育館)
バサジィ大分 4-3 アグレミーナ浜松

6試合勝利から遠ざかる大分。勝利でホーム最終戦を終えたいところでしたが、先制したのはアウェイの浜松。セットプレーから前鈍内マティアスエルナン選手がゴールし先制すると、つづく6分、7分とフィネオ アラウージョ選手が得点し、一気に3点をリードします。苦しい展開となった大分でしたが、14分、田村研人選手のゴールで1点を返すと、17分には浜松にPKを与えてしまいますが、このチャンスは浜松が決めきれず。18分、石関聖選手の得点で1点差に迫ると、前半終了間際には白方秀和選手がゴールし、大分が3-3の同点に追いつきます。後半、ペースをつかんだ大分は、27分に森村孝志選手のゴールで逆転に成功。3点差をひっくり返され、追う展開となった浜松は39分、タイムアウトを取ると、パワープレーを開始します。しかし得点を奪うことができずに4-3で試合を終え、大分がホーム最終戦で逆転勝利を収めました。

12月10日(日) 14:00キックオフ(北海きたえーる)
エスポラーダ北海道 1-1 ペスカドーラ町田

引き分け以上でプレーオフ出場が決まる町田。対する北海道はホーム最終戦、目指すは勝利のみ。両者の意地がぶつかり合う展開となりました。攻守の切り替えの激しい展開の中、試合を動かしたのは町田でした。波状攻撃を仕掛け、13分、中井健介選手のゴールでリードを奪います。しかし、そのわずか30秒後には、北海道がカウンターからパスをつなぎ、室田翔伍選手のゴールで試合を振り出しに戻します。1-1で迎えた後半も、次の1点を狙い両者積極的に仕掛けますが、北海道GK三浦拓選手、町田GKピレス イゴール選手の好セーブもあり、得点が生まれません。4124名の大観衆に後押しを受ける北海道でしたが、町田ゴールを割ることができないまま迎えた終了間際。立て続けに町田がゴールを狙いましたが、これをGK三浦選手が守り切り、1-1で試合終了。勝点1を分ける結果となり、町田のプレーオフ出場が決定しました。

12月10日(日) 14:00キックオフ(武田テバオーシャンアリーナ)
名古屋オーシャンズ 9-1 フウガドールすみだ

前回の対戦でホームで敗れた名古屋は、序盤から気迫のこもったプレーを見せました。開始わずか13秒で、西谷良介選手がこぼれ球を押し込み先制すると、5分には橋本優也選手のアシストからヴァルチーニョ選手が追加点。10分、ルイジーニョ選手のループシュートで3点目を決め、すみだを突き放すと、さらに2点を追加した名古屋は前半終了間際、GK篠田龍馬選手が左サイドに開いてパスを受け、中央までドリブルで運びゴール。GKとしては珍しい形で得点し、6-0で前半を終了します。迎えた後半、まずは1点を返したいすみだは22分、カウンターから渡井博之選手が落ち着いてループシュートを決め6-1とします。ここから反撃に出たいところでしたが、名古屋の勢いは止まらず。ルイジーニョ選手がハットトリックを達成すると、32分には吉川智貴選手が左サイドから仕掛けてダメ押しの8点目を挙げます。7点を追うすみだは、岡村康平選手をGKに置きパワープレーを開始しますが、ヴァルチーニョ選手がパワープレー返しでハットトリックを達成し9-1。大差を縮めることができないまま試合が終了し、名古屋が前回の雪辱を果たす形となりました。

12月10日(日) 15:00キックオフ(仙台市青葉体育館)
ヴォスクオーレ仙台 0-4 バルドラール浦安

ホームでの6クラブ共同開催では2連勝を挙げた仙台でしたが、今節は終始浦安にペースを渡す結果となりました。まずは4分、右サイドからディドゥダ選手がミドルシュートを突き刺すと、6分には自陣から攻撃を組み立て、ゴール前の青山竜也選手がヒールで流しこみ追加点を挙げます。浦安が2点のリードを守り迎えた後半、29分には石田健太郎選手のアシストから中島孝選手がゴール。3点を追う苦しい展開となった仙台は、試合残り時間3分を切ってパワープレーを仕掛けますが、38分には野村啓介選手にパワープレー返しを許し0-4で試合終了。ホーム仙台が第23節以来、無得点での敗戦を喫しました。