名古屋が1点差を守り切り3対2で勝利!【DUARIG Fリーグ2018/2019 ディビジョン1 プレーオフ決勝 第2戦】

24日(日)、武田テバオーシャンアリーナ(愛知県名古屋市)にてDUARIG Fリーグ2018/2019 ディビジョン1 プレーオフ決勝 第2戦「名古屋オーシャンズ vs. シュライカー大阪」を開催しました。
 
第1戦を勝利し、引き分け以上での優勝が決まる大阪に対し、勝利が絶対条件の名古屋は序盤から積極的にゴールを狙います。10分、吉川智貴選手のキックインからヴァルチーニョ選手がシュートを放つと、これにゴール前左手の西谷良介選手がヒールで合わせます。シュートは左ポストに当たり跳ね返りますが、大阪GK檜山昇吾選手がはじいてしまいオウンゴール。名古屋が1点をリードします。12分にはペピータ選手が体勢を崩しながらも左足でゴールを突き刺し、2-0。名古屋リードで前半を折り返します。
 
2点ビハインドの大阪は、なかなか決定機を作ることができません。29分には吉川智貴選手のアシストを受けたヴァルチーニョ選手に得点を奪われ、3点を追う厳しい状況に。ここで大阪は、加藤選手をGKに置きパワープレーを開始しますが、名古屋の堅牢な守備を崩すことができません。試合時間も残りわずかとなった37分、タイムアウトを取った大阪は、左サイドから切り込んだ稲田瑞穂選手がゴールを突き刺し1点を返すと、そのわずか11秒後にも稲田選手がこぼれ球を押し込み1点差に迫ります。その後もパワープレーを続けた大阪に対し、1点のリードを守り切った名古屋が3対2で勝利。両チームの2試合の勝点、得失点が並んだため、リーグ戦1位のアドバンテージを持つ名古屋が2018/2019シーズンのリーグ優勝を飾りました。名古屋はこれで11回目の優勝となり、2連覇を達成しています。

 
◆試合後コメント
比嘉リカルド監督(シュライカー大阪)
「とても悔しいです。プレーオフ決勝は第1戦を3対2で勝利し、第2戦は2対3で敗戦しました。いいスコアでしたが、名古屋にはリーグ戦で2位以下との勝点を離して1位になったというアドバンテージがありました。その差が出たと思います。プレーの細かい部分や戦術などは、チームとしてよく戦えたと思いますが、優勝するためにいいチームを目指して頑張らないといけません。あまり言葉が出てこないですが、選手、チームのフロント、スポンサーの方々にはとても感謝しています。こうして好きなフットサルをできることが嬉しいです。
 
小曽戸允哉選手(シュライカー大阪)
「まず、名古屋オーシャンズのみなさん、優勝おめでとうございます。大阪もあと少しだったと思いますが、名古屋がリーグ戦1位でプレーオフに出場したアドバンテージが大きかったと思います。リーグ戦を無敗で終えられてしまったことがすべてです。そこで競っていけるチームにならないと、リーグ優勝には簡単には届かないと思います。悔しいですが、このメンバーで臨む最後の全日本フットサル選手権に向けて、頑張っていきたいと思います」
 
ペドロ コスタ監督(名古屋オーシャンズ)
「素晴らしいゲームでした。選手に「お疲れさま」と「おめでとう」を伝えたいです。このピッチには勝者しかいなかった。ですので、私たちだけでなく相手のチームにも「おめでとうございます」と伝えたいです。会場に来てくださった皆さんにも、感謝の気持ちを伝えたいです。このような舞台で戦え、最高の気持ちでした。ゲーム展開としては、先手を取れるようにアグレッシブな姿勢で、ある程度、自分たちが求めていたフットサルができていたと思います。失点シーンは、10秒程で2点を取られましたが、それも決勝の舞台の醍醐味なのかな、と思います。その後、スコアをキープできたことはよかったのですが、エキサイティングしすぎてしまったという反省点もあります。最後は辛抱しながら戦えていたことで公平な結果が残せたのかなと思います」
 
星龍太選手
「第2戦は、相手が早い段階で決めたい気持ちだったのか、プレスが速く強かったので、序盤は自分たちのリズムが掴めませんでした。そこから我慢ができて2点を取れたのはいい点で、僕たちが1シーズンを戦ってきた方法で結果を出せたのかな、と思います。後半は立て続けに2失点をしたところで、ピッチ内の選手たちも会場の雰囲気も悪くなってしまいましたが、ホームで戦えている利点もあり、今までにないぐらいの会場の後押しや応援に助けられ、それが最後の3分を守り切れた要因の1つだと思っています。監督が言ったとおりのいい試合で、ここには勝者しかいない。そういう試合でした。この試合を勝ち切れて、本当に良かったです」
 
プレーオフ決勝 第2戦は、2月24日(日)18:00から行われます。
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