F選抜が格上・町田に逆転勝利!大分、名古屋、大阪はそろって共同開催2連勝【Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第18節 共同開催町田ラウンド/小田原ラウンド】

9月7日(土)、8日(日)の2日間で行われたFリーグ2019/2020 ディビジョン1 第16節・第17節 共同開催 町田ラウンド/小田原ラウンドは、8日(日)に全日程を終えました。
 
バルドラール浦安 1-5 バサジィ大分
前日の試合で名古屋オーシャンズに敗戦した浦安と、暫定首位の座をキープする大分が対戦しました。序盤から積極的に攻撃を仕掛ける大分に対し、守備に回る時間の多くなる浦安でしたが、14分、大分のミスを見逃さず三浦慎太郎選手が前線に送ったボールを原辰介選手がゴール前に持ち込み、大分GK岩永汰紀選手の右わきを抜くゴールを決め先制に成功します。少ないチャンスを生かした浦安は、追加点を奪いたいところでしたが、15分、仁部屋和弘選手のアシストから左サイドの白方秀和選手が滑り込んでゴール。試合を振り出しに戻します。1対1で迎えた後半、白方選手のシュートを浦安GK藤原潤選手がはじいたところをゴール前で芝野創太選手が押し込み大分が逆転に成功すると、早い段階からパワープレーを仕掛けた浦安に対し、31分には田村龍太郎選手のパワープレー返しで2点差に。そのおよそ1分後には、パワープレーを続ける浦安にプレスを掛けゴール前まで後退させると、仁部屋選手がダメ押しの4点目を挙げリードを広げます。終了間際にも追加点を挙げた大分が、1対5で勝利し、6連勝を収めました。
 
フウガドールすみだ 2-5 シュライカー大阪

3位すみだと4位大阪の直接対決。この試合の結果によっては順位が入れ替わる、両者にとって勝たなくてはならない一戦は、予想通りの激戦となりました。序盤から先制点を狙うすみだに危ないシーンを作られていた大阪。しかし6分、すみだのCKをカットしカウンターを仕掛けるとシーズン途中に加入したアンドレウ選手のシュートのこぼれ球を小曽戸允哉選手が押し込み、先制に成功します。11分にはドゥドゥ選手がゴール正面からシュートを蹴りこみ追加点。前半終盤にも追加点を挙げ、0対3と大阪リードで前半を折り返します。3点を追うすみだは、まずは1点を返したいところでしたが、27分、ドゥドゥ選手との連係から前鈍内 マティアス エルナン選手にゴールを決められ4点を追う苦しい展開に。29分、丹羽脩人選手のコーナーキックに合わせた中田秀人選手のゴールでようやく1点を返したすみだでしたが、その後退場者を出し、さらなる苦境を招いてしまいます。パワープレーを仕掛け、最後までゴールを狙ったすみだでしたが、追撃及ばず2対5で敗戦。大阪が共同開催を2連勝で終え、3位に浮上しました。
 
エスポラーダ北海道 3-3 立川・府中アスレティックFC
前日の試合で上位のシュライカー大阪と接戦を演じた北海道が、湘南ベルマーレに終了間際で勝利した立川・府中と対戦しました。開始2分、北海道の隙を突いた皆本晃選手が先制点を挙げ、立川・府中が1点をリードします。このリードを守り、前半を終えたい立川・府中でしたが、前半残り3秒、阿部恭也選手のコーナーキックを水上玄太選手が胸で押し込み北海道が同点に追いつくと、迎えた後半、縦パスを受けた小島翼選手が右サイドからシュートを突き刺し、逆転に成功。34分には酒井遼太郎選手が古巣からゴールを奪い、同点に追いつきますが、粘りを見せる北海道は負けじと佐藤明夫選手が勝ち越しゴール。1点をリードします。6試合ぶりの勝利を目指す北海道でしたが、渡邉知晃選手をGKに置きパワープレーを仕掛けた立川・府中は、完山徹一選手のアシストから渡邉選手が同点弾。取っては取られる激しい攻防戦を繰り広げた両者の戦いは3対3のドローで終了しました。
 
ヴォスクオーレ仙台 0-4 名古屋オーシャンズ
前日の試合でフウガドールすみだに敗戦した仙台は、バルドラール浦安に快勝した名古屋と対戦しました。序盤から先制点を狙い積極的に攻撃を仕掛ける名古屋に対し、粘り強く跳ね返していた仙台でしたが、9分、橋本優也選手のゴールで名古屋に先制を許します。前半を0対1で折り返すと、後半は名古屋がペースをつかみ、26分にはペピータ選手のゴールで2点をリードします。流れの中からチャンスを作れない仙台は、4分半弱を残し森村孝志選手をGKに置きパワープレーを開始します。しかし、集中した守備を見せる名古屋は仙台の隙を見逃さず、安藤良平選手のパワープレー返しで3点目。終了間際にはボールを奪った星翔太選手が無人のゴールに落ち着いてシュートを決め0対4。仙台の攻撃を徹底的に封じた名古屋が完封勝利を収めました。
 
ペスカドーラ町田 2-3 Fリーグ選抜
前日の試合でボアルース長野に7対0と快勝した町田。ホームアリーナでの共同開催を2連勝で締めくくるべく、F選抜と対戦しました。序盤から積極的に先制点を狙う町田は、F選抜の倍以上のシュートを放ちながらF選抜の守備を崩しきれず、0対0のドローで前半を終えます。すると22分、コーナーキックを得た町田はこれを伊藤圭汰選手が蹴りこみ、F選抜GK田淵広史選手が弾ききれずにゴールへ。1点をリードします。しかし、そのわずか1分後、F選抜はキャプテン・磯村直樹選手の折り返しを熊谷利紀選手が押し込み試合を振り出しに戻します。その後も再三チャンスを作りF選抜を圧倒しながら決めきれない町田に対し、33分、新田駿選手が落としたボールを計盛良太選手が突き刺し、F選抜が逆転に成功。ホームの後押しを受ける町田は上位の意地を見せ、クレパウジ ヴィニシウス選手のゴールで同点に追いつきますが、39分、森岡薫選手のシュートを熊谷利紀選手がブロックし、髙橋裕大選手が前線へ送ると、これを受けた畠山勇気選手がGK藤原幸紀選手との1対1を制し勝ち越しゴール。このまま試合が終了し、F選抜が格上の町田を相手に勝利を収めました。
 
湘南ベルマーレ 5-0 ボアルース長野
前日の試合で終了間際に失点し、悔しい敗戦を喫した湘南。対する長野もペスカドーラ町田に大敗し、どちらにとっても連敗は避けたい一戦となりました。第11節では長野がF1昇格以来初の勝点を獲得した同カード。しかし、今回の対戦では湘南が試合巧者ぶりを見せつけました。序盤こそ湘南の攻撃を人数をかけ防いでいた長野でしたが、15分、植松晃都選手の折り返しから高橋広大選手に先制ゴールを決められると、18分にはロドリゴ選手が長野GK山本佳輝選手の肩口を抜くシュートを決め、前半を2対0で折り返します。後半も防戦一方の長野に対し、試合を支配する湘南は31分、鍛代元気選手が長野GK山本選手との1対1を制し3点をリード。ここでGKを小石峯成彦選手に変え立て直しを図る長野でしたが、35分、ロドリゴ選手に個人技からゴールを決められると試合終盤には刈込真人選手にダメ押しの5点目を決められ5対0。両チーム、登録メンバー全員がピッチに立ちチーム一丸となって臨んだ一戦は、湘南に軍配が上がりました。