すみだが立川・府中を下して3位浮上! プレーオフ出場争いは混戦に【Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第27節】

Fリーグは、11月22日(金)から24日(日)の3日間、Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第27節の6試合を行いました。
 

Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第27節

シュライカー大阪 2-4 名古屋オーシャンズ
 
首位・名古屋、2位・大分に次ぐ、プレーオフ出場圏内の3位につける大阪。ホームで名古屋との直接対決に勝利し、プレーオフ出場に向け弾みをつけようと臨んだこの試合。先制したのはその大阪でした。9分、自陣から攻撃を組み立てると、左サイドから相井忍選手がゴールを突き刺し1点をリードします。このまま勢いに乗りたい大阪でしたが、12分、後方からのボールに合わせた吉川智貴選手のゴールで同点に追いつかれ、1対1で前半を折り返します。迎えた後半、セットプレーから名古屋に逆転を許した大阪は、28分に現在得点ランキングトップのヴァルチーニョ選手に個人技からゴールを決められ2点を追う展開に。さらに名古屋のキックインから得点を失うとパワープレーを仕掛け、試合時間残り5秒で堀内迪弥選手がゴールを挙げますが追撃及ばず試合終了。2対4で名古屋に軍配が上がりました。今節の結果により、大阪は4位に後退しています。
 
ボアルース長野 1-1 Fリーグ選抜
 
今季リーグ戦未勝利の長野が、10位のF選抜をホームに迎えました。「台風19号被災地復興支援試合」として、無料開放されたこの試合。平日ナイターながら来場した897名の観客を前に、長野はホームでの初勝利を目指しました。序盤から拮抗した展開が続く中、試合を動かしたのはアウェイのF選抜。11分、キャプテン・磯村直樹選手がゴールし、F選抜が先制に成功します。前半のうちに追いつきたい長野でしたがチャンスを作りながらも決めきれず、0対1とF選抜リードで前半を折り返します。迎えた後半、互角の攻防が続き、このままF選抜が逃げ切るかに思えた試合終了間際、残り22秒で松木裕功選手が同点ゴールを挙げ、1対1の同点に。その後は両者に得点が生まれず、1対1で試合を終え、勝点1を分け合う結果となりました。
 
立川・府中アスレティックFC 2-6 フウガドールすみだ
 
台風19号による試合延期のため、暫定7位の立川・府中が、4位のすみだをホームに迎えました。立ち上がり、ペースをつかんだ立川・府中は、5分、渡邉知晃選手が頭で押し込み先制に成功します。この勢いのまま追加点を挙げたい立川・府中でしたが、7分、左サイドの深い位置からデネル選手がゴールし、すみだが同点に追いつくと、9分には田口元気選手のゴールで逆転に成功。つづく12分には春木啓佑選手のシュートが弾かれたことろに諸江剣語選手が詰め、すみだが2点をリードします。1対3で迎えた後半、次の得点を奪いたい立川・府中でしたが、逆に得点を奪われ3点差に。31分にPKを得た立川・府中はこれを渡邉選手が危なげなく決め、2点差に迫りますが、内田隼太選手をGKに置いたパワープレーでは得点を挙げられず、パワープレー返しを浴び2失点。2対6でアウェイのすみだが勝利を挙げました。この結果により、すみだは3位に浮上しています。
 
バサジィ大分 9-4 ヴォスクオーレ仙台
 
名古屋に続き、プレーオフ出場に最も近い2位に位置する大分が、11位の仙台をホームに迎えました。下位に沈みながらも上位チームから得点を奪い、勝利や引き分けに持ち込む粘り強さを見せる仙台は、開始30秒、今シーズンめざましい活躍を見せるチームのトップスコアラー、加藤翼選手のゴールで先制に成功します。しかし、試合巧者ぶりを見せる大分は、およそ40秒後にヴィトン選手のゴールで追いつくと、さらに芝野創太選手が得点を挙げ、わずか1分でスコアを逆転します。その後もオウンゴールを誘発するなどコンスタントに得点を重ねた大分が4対2と2点をリードし前半を折り返すと、その後も勢いは止まらず得点を量産。仙台も2得点を奪う粘りを見せましたが、両チームとも登録メンバー全員がピッチに立ち、総力を挙げて戦いましたが、終始ペースをつかんだ大分が9対4と大量得点で勝利を収めました。
 
エスポラーダ北海道 2-5 湘南ベルマーレ
 
今季唯一の釧路開催に、6位の湘南を迎えた北海道。Fリーグ選抜と勝点で並び、得失点差で9位につける北海道は、勝利し勝点を積み上げるべく、この試合に臨みました。両者チャンスを作りながらも決めきれない中、均衡を破ったのはホームの北海道。14分、小島翼選手のゴールで先制に成功します。しかし、前半のうちに追いつきたい湘南は、3分を残しロドリゴ選手をGKに置いたパワープレーを開始。するとこの作戦が功を奏し、ロドリゴ選手のゴールで同点に追いつき前半を折り返します。1対1で迎えた後半、25分には三浦憂選手のゴールで再度1点をリードした北海道でしたが、その後は湘南にペースを握られ、パワープレー返しを含む3失点。ロドリゴ選手がハットトリックの活躍を見せた湘南が、2対5で勝利を収めました。敗れた北海道は、10位に順位を落としています。
 
ペスカドーラ町田 4-2 バルドラール浦安
 
立ち上がりから攻守の切り替えが早く、集中した試合展開を見せた両者。まずはセットプレーから再三チャンスを作っていた浦安が、試合を動かします。町田のバックパスのファウルで間接フリーキックを得ると、この流れから石田健太郎選手がこぼれ球を押し込み1点をリード。その後は激しいカウンター合戦を繰り広げ、甲斐稜人選手のFリーグ初ゴールで町田が同点に追いつくと、18分には菅谷知寿選手のアシストから新倉康明選手が逆転弾。2対1と町田がリードし、前半を折り返します。迎えた後半、開始わずか1分1秒で毛利元亮選手がゴールを挙げ、町田がリードを広げると、その後は両者チャンスを作りながらも得点を奪えず、拮抗した展開が続きます。2点を追う浦安は3分半を残し、長坂拓海選手をGKにパワープレーを開始。これが功を奏し1点差に迫りますが、終了間際に菅谷知寿選手のゴールで再度点差を広げた町田が4対2で勝利。勝点を48に伸ばしました。
 
Fリーグはフットサル日本代表のスペイン遠征による中断期間を挟み、12月6日(金)から8日(日)の3日間で第28節を行います。また、台風19号の影響で延期となっていた第22節「ボアルース長野 vs. 立川・府中アスレティックFC」の一戦は、12月1日(日)に行います。
 
第22節代替日詳細:http://www.fleague.jp/news/?p=49540
第28節日程:http://www.fleague.jp/score/score.html?t=28