リーグ成績上位の大分、2戦目を0対2で敗戦するも決勝進出を決める【Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 プレーオフ準決勝 第2戦】

Fリーグは1月19日(日)、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で、Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 プレーオフ準決勝 第2戦「バサジィ大分 vs. フウガドールすみだ」を行いました。
 
【Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 プレーオフ準決勝 第2戦】
バサジィ大分 3-1 フウガドールすみだ
 
第1戦を3対1で勝利し、アドバンテージを持つ大分。対するすみだは3点差以上での勝利が必要となり、背水の陣でこの試合に臨みました。前日の試合後記者会見で須賀雄大監督が「ひっくり返せる自信がある」と話したとおり、試合開始直後にチャンスを作ったすみだ。対する大分も惜しいシーンを作りながら両者とも決めきることができません。前半も中盤に差し掛かり、まず試合を動かしたのはすみだ。ペナルティーエリアに侵入した渡井博之選手が放ったシュートがオウンゴールを誘発し、先制に成功します。勢いに乗るすみだに対し1点を追う大分も攻勢に出ますが、GK大黒章太郎選手の好セーブにも助けられゴールを守ります。0対1とすみだリードで迎えた後半、次の1点を奪いたい両者は激しい攻防を繰り広げます。29分には宮崎曉選手のアシストから田口元気選手がゴールを決め、すみだが2点をリード。最低でもあと1点が必要なすみだは追加点を狙いますが、大分が集中した守備でこれを跳ね返すと、3分以上を残しすみだは中田秀人選手をGKにパワープレーを開始します。しかし、今季パワープレーを受けることが多かった大分は、最後まで集中を切らさずゴールを守り0対2で試合終了。2戦合計の勝点、得失点が並び、リーグ戦上位のアドバンテージを持つ大分が決勝へと駒を進めました。
 
[試合後コメント]
 
伊藤雅範監督(バサジィ大分)
-試合を終えて
「同じ相手と2日連続で、2試合勝つというのは難しいことだと思っていました。なのでとにかく、次のラウンドに進む権利を自分たちでしっかり守る。そこを意識して臨んだゲームだったので、しっかりやるべきことを達成できたので、その点は満足しています。あとは本当に苦しめられたな、素晴らしいチームと試合ができたな、と思っています。」
 
-0対2で迎えた残り5、6分からどういうことを意識して戦っていたか?
「早く相手にパワープレーをさせようと思っていました。パワープレーの守備に関しては自信があったので、早く相手にパワープレーをさせたい、と思っていました」
 
-名古屋戦ではどんな戦いをしたいか
「まずは、すごくシンプルな気持ちですが、勝ちたいです。勝つために必要なことっていうものをしっかり自分たちの中で整理して、やれることをやる。それを80分。ですが、最初から80分という考えではなく1分1分、1秒1秒を戦っていく。それが最後に80分積み重なって、結果を得ていく。そういう試合ができればと思っています」
 
白方秀和選手(バサジィ大分)
-試合を終えて
「苦しい試合でしたし、自分たちの良さがなかなか出せない内容ではありましたが、0対2で負けながらもなんとか次への挑戦権を守ることができたのでよかったと思います。あとは切り替えていい調整をして、名古屋を倒せるようにがんばりたいと思います」
 
-名古屋戦ではどんな戦いをしたいか
「昨日と今日、この強度で試合ができたことはプラスだと思います。名古屋は今週試合をしていないので、来週の初戦がとても楽しみですし、今までにない歴史を大分が作れるようにがんばりたいと思います」
 
須賀雄大監督(フウガドールすみだ)
-試合を終えて
「昨日とはまったく違ったゲームが見せられたのではないかと思います。自分の思い描くプレーオフ2戦の戦い方を選手たちが体現してくれたと思っています。もちろん足りないところがあったので次には進めないのですが、まず今季の選手たちは本当に頭がよくて、忠誠心があって、チームのために自分が何をすればいいのかを熟知している選手の集まりでした。実際、ただ当たって砕けろという入り方ではなく、少しアクセルを抑えたり、逆にここで飛ばすぞと熱い中でも冷静にセットプレーをチョイスしてきたり、そういった駆け引きの中で選手たちはよくやってくれたな、と思っています。そういった意味では結果は悔しいですけど自分のチームの選手たちが本当に素晴らしいと思い、心より彼らを尊敬したいと思います」
 
諸江剣語選手(フウガドールすみだ)
-試合を終えて
「非常に悔しいです。ただ、自分たちが今出せる力を出せたと思いますし、このプレーオフ出場争い、そして昨日、今日と試合を経験して、間違いなく自分たちは成長したと思いますし、本当に悔しいですが少し休んで全日本フットサル選手権でリベンジできるように準備したいと思います」