【日本代表】トレーニングキャンプ全日程を終える

8月25日(火)から千葉県・高円宮記念JFA夢フィールドで行われていたフットサル日本代表候補合宿は、本日全日程を終了しました。Fリーグ所属各クラブの選手のコメントを紹介します。
 
堀米 将太選手(エスポラーダ北海道)
―久しぶりの招集となりましたが、代表合宿に参加しての感想を教えてください
「色々忘れているかと思っていましたが、意外と頭や体が覚えていました。強度に関してはここでしか味わえないものがあるので、少し慣れるのに時間がかかりましたが徐々に対応できたと思います」
 
―代表チームの中での役割、求められていることは何だと思いますか?
「前線からのプレスの強度やサイドの仕掛けだと思っています。ただ、自分の立ち位置的にはまだサポートというか定着には至っていないと思っているので、アピールして覆していきたいと思います」
 
―合宿に参加するにあたり、北海道の監督やチームメートからどんな声を掛けられましたか?
「チームメートからは「がんばってこいよ」程度で特に声掛けはありませんでしたが、監督からは「死に物狂いでやって絶対に生き残ってこい」と言われました」
 
滝田 学選手(バルドラール浦安)
―久しぶりの招集となりましたが、代表合宿に参加しての感想を教えてください
「変わっている部分も多少ありましたが、強度が高く目指しているものがきちんとある、軸がある集団だなという確認ができました」
 
―ベテラン選手として代表の常連だった中で外れた時期がありましたが、その間はどんなことを考えて過ごしていましたか?
「実際はフットサル選手としては終わりなのかな、と考える部分もありましたが、僕の中でW杯というのは一番大切なものですし、フットサル選手を続けている上では今の日本代表と同じでW杯を軸として考えています。外れていい気持ちではなかったですが、戻って、その上でどういうプレーをしたいか、ということを考えていました」
 
―(再度招集され)ここから這い上がっていこう、というようなマインドですか?
「新たなチャンスがこの場所でもらえたのはひとつの事実なので、それをモノにするかどうかは僕次第です。もちろんこの合宿でいいプレーをしてもう一度示すというところもそうですし、僕はバルドラール浦安に移籍したのでそこで始まる挑戦に対しても継続的に示し続けなければいけないと思います」
 
室田 祐希選手(ペスカドーラ町田)
―今回のメンバーの中では代表経験はかなり長いですが、他の選手にアドバイスをすることはありますか?
「現監督の体制になってからありがたいことにずっと呼んでいただいて、セットプレーや戦術面は一番分かっていると思うので、新しい選手や若手選手に声をかけています」
 
―室田選手と加藤未渚実選手が今回の合宿のキャプテンとのことですがどのようなアプローチをしていますか?
「戦術面の声掛けや円陣を組んだ際など話す場は与えてもらっていますが、特にうまいことは言えていないです。その日の試合の総括などを話しています」
 
―AFCフットサル選手権(W杯アジア予選)、フットサルW杯にはどのような思い入れがありますか?
「アジア予選は前回大会で予選で敗退をしたときにメンバーに入れてもらっていましたが、僕はあまり試合に絡めず悔しい思いをしました。今回はしっかり試合に絡んで僕がチームを引っ張っていけたらという気持ちでいます。W杯出場は僕の夢、目標でもありますが、その前にアジア予選を勝たなければいけないので、今はアジア予選のことしか考えていないです」
 
星 龍太選手(名古屋オーシャンズ)
―コロナ禍で普段とは違うシーズンの始まりとなっていますが、今のコンディションと合宿を終えての感想を教えてください
「コンディションは昨シーズンの怪我の名残りがありますが、チームでも徐々に上げていて、今回の合宿でも初日より最終日のほうがよかったです。100%には届いていないですがステップを踏めていると思っています。合宿ではいい取組ができましたが、自分だけではなく全体を通して強度や質、細かい面でもうひとつ上に上がるためにも物足りなさが残ってしまった合宿ではあるかな、と思います」
 
―若い選手も多い中でどういったアプローチをしましたか?
「まずはディフェンスの部分がメインになってしまいますが、蹴り方や寄せるタイミング、ジェスチャーなどコミュニケーションの部分ですね。各所属チームでやり方は違いますが、代表にきたら同じなので。外では理解できていてもピッチの中で体現できるかというのはまた別なので、ピッチの中で声をかけてあげるということが第一ですね。その後は攻撃面で、ピヴォに当てたり、ウィークサイド、逆サイドを攻めるための視野の確保や前を向く意識を監督からも教えてもらいましたし、改めて僕が練習前に話したり、「ここでやろう」と意識づけをしたり、強調するという意味で僕や滝田(学)がアナウンスをしました」
 
―逆に若い選手から得たものはありますか?
「若い選手も合宿にきたら年齢差は関係なくアグレッシブにプレーをしていましたし、自分たちが主体となって質の面で貢献してくれていたのでベテラン、若手、大差なくリーダーシップを取ってくれて非常に満足しています。若い選手からの勢いはベテランに火をつけたので、いい環境だったと思います」
 
フットサル日本代表の情報は公益財団法人日本サッカー協会公式サイトをご覧ください。