中村憲剛さんの解説で注目を集めた町田と立川・府中の”東京ダービー”は立川・府中に軍配【Fリーグ2020-2021 ディビジョン1】

2月20日(土)、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場でFリーグ2020-2021 ディビジョン1「ペスカドーラ町田 vs. 立川・府中アスレティックFC」が行われました。
 
ペスカドーラ町田 2-4 立川・府中アスレティックFC ▶▶▶試合ハイライト
 
駒沢共同開催初日を締めくくる”東京ダービー”。一巡目では両者譲らぬ乱打戦を繰り広げ、決着がつかず5-5で試合を終えました。3位でのフィニッシュを確かなものにするために、この試合に勝利し勝点3をしたい町田は20日ぶりの試合に臨みました。対する立川・府中は新型コロナウイルス感染症の影響により前々日の試合が延期となり、この試合では2018/2019シーズンまで同チームの監督を務めた谷本俊介テクニカルディレクターが監督代行が指揮を執るイレギュラーな状況でこの試合を迎えました。元プロサッカー選手の中村憲剛さんがゲスト解説として出演することでも大きな注目を集めた一戦は、東京ダービーの名にふさわしい熱戦となりました。まず試合を動かしたのは町田。セットプレーから毛利元亮選手がシュートを突き刺し、先制に成功します。1点を追う立川・府中がチャンスを作りながらも町田GKピレス イゴール選手の好セーブに阻まれ決めきれずにいると、15分にはそのイゴール選手からの正確なロングスローを受けた福田亮選手が自らゴールを突き刺し町田が2点をリード。しかし、負けてはいられない立川・府中も16分、今季限りでの引退を表明している上福元俊哉選手が自陣から縦パスを受けると相手FPをかわしてゴールを決め、第1ピリオドを2-1で折り返します。第2ピリオドも攻守の切り替えが激しく見応えのある試合を展開すると、29分には上福元選手同様、今季限りでの引退を表明している渡邉知晃選手が上村充哉選手の落としたボールをしっかりとゴールに沈め同点に追いつきます。勢いを得た立川・府中はカウンターから33分、金澤空選手が追加点を挙げ逆転に成功。一転、追いかける展開となった町田は毛利選手をGKに置きパワープレーを開始します。しかし、一瞬の隙を見逃さずにボールを奪った皆本晃選手が、パワープレー返しでダメ押しの4点目を決めた立川・府中が2-4で逆転勝利を収めました。この結果により、3位争いは延期となった立川・府中と湘南ベルマーレの一戦に委ねられることになりました。