熱戦が繰り広げられた準々決勝を終え、4強が出そろう【全日本フットサル選手権大会】

2月27日(土)、28日(日)、駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場、三重県営サンアリーナの2会場で、JFA 第26回全日本フットサル選手権大会 4回戦・準々決勝が開催されました。
 
4回戦にはリーグ戦最終週を終えたFリーグ ディビジョン1の12チーム、ここまで勝ち上がってきたFリーグ ディビジョン2のトルエーラ柏、広島エフ・ドゥが出場し、バルドラール浦安を下したF2優勝チームの柏のほか、F1の7チームが翌日の準々決勝へと駒を進めました。
 
28日の準決勝では名古屋オーシャンズとトルエーラ柏が対戦。第1ピリオドで2点を先行した柏に対し、F1王者の名古屋は八木聖人選手のゴールで1点を返します。第2ピリオドでも猛攻を仕掛ける名古屋でしたが、柏も集中した守備でゴールを割らせません。1点を追う名古屋はペピータ選手をGKに置き、パワープレーを開始。試合終盤に向けさらに圧力を強める名古屋でしたが、最後まで集中を切らさずにリードを守った柏が2-1で逃げ切り勝利を収めました。
 
ペスカドーラ町田と湘南ベルマーレの対戦は”境川決戦”と称される注目の一戦。今季のリーグ戦は、2戦とも1点差で町田が勝ち切っていました。この試合でも開始2分で髙橋裕大選手が先制点を挙げると、第1ピリオド終了間際に中村充選手が追加点を奪います。2点ビハインドで迎えた第2ピリオド、まずは1点を返したい湘南でしたが、序盤にも失点を喫し3点を追う展開に。10分近くを残しロドリゴ選手をGKに置きパワープレーを開始した湘南でしたが、町田のGKイゴール選手にパワープレー返しを浴び4-0とリードが広がるとこのまま試合は終了し、完封勝利を収めた町田が準決勝進出を決めました。
 
バサジィ大分と立川・府中アスレティックFCの一戦は、延長までもつれ込む接戦となりました。準決勝進出を懸けて両者とも序盤から先制点を狙いますが、第1ピリオドはスコアレスで折り返します。第2ピリオドでは一転、多くの得点が生まれます。自陣でのパス回しからキャプテンの森洸選手のゴールし大分が先制点を挙げると、立川・府中が今季限りでの引退を表明している渡邉知晃選手のゴールで同点に。その後2点をリードした大分でしたが、立川・府中が完山徹一選手をGKに置いたパワープレーから1点差に迫ると、第2ピリオド終了直前に堤優太選手が押し込んだシュートがゴールの判定となり3-3の同点に。勝敗の行方が委ねられた延長戦では大分が2点を挙げ、トータルスコア5-3で勝利。大分が準決勝への切符を手にしました。
 
Y.S.C.C.横浜とフウガドールすみだの一戦も、最後まで目の離せない展開となりました。序盤から攻守の切り替えの早い試合を展開すると、栗本博生選手のゴールで先制に成功したすみだは、鬼塚祥慶選手の個人技でリードを広げます。しかし、第1ピリオド終盤に1点を返した横浜は、第2ピリオド開始早々に荒川勇気選手がゴールし試合を振り出しに戻します。その後も1点ずつを追加し、3-3で突入した延長戦ではすみだが試合巧者ぶりを見せ2点を追加。終了間際に1点を返した横浜でしたが、トータルスコア5-4で勝利したすみだが準決勝へと駒を進めました。
 
JFA 第26回 全日本フットサル選手権大会<準決勝>
3月6日(土)/浜松アリーナ
11:00 トルエーラ柏 vs. バサジィ大分
13:30 ペスカドーラ町田 vs. フウガドールすみだ
 
詳しい日程・結果はJFA公式サイトをご覧ください。